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アーカイブ: 2006/05/30
火山の夕陽はなぜ赤い
- 2006.05.30 Tuesday
- お散歩ヴァナ・ディール
ゼオルム火山の夕陽。血のような赤。
夕陽が赤く見えるのは、夕陽の光は昼間の太陽の光に比べて長い距離の大気の層を通過するからです。太陽光の成分のうち、波長の短い光(青い光)は大気中の微粒子で散乱されてしまうので、波長の長い、赤い光だけが目に届きやすくなるのです(図参照)。
活動している火山は、噴煙や火山灰などの微粒子を大量に放出しています。従って、火山の近辺の大気は通常の空気よりも多くの微粒子を含むことになります。だから、火山の夕陽は他の場所で見る夕陽よりも赤いのです。
……ヴァナの自然現象って、こんなふうに通常の自然科学の知識で説明できることも多いのですが、月が月齢によらず夕方東から昇って明け方西に沈むのだけはいただけませんねえ。真っ赤な夕陽の上に浮かぶ三日月が見てみたいものです。
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