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ロット指示係心得

サルベージの肝になるインビュード分配指示(ロット指示)係ですが、開放順位を決めることそのものと同じぐらい重要なのが、開放順位の指示の仕方(オペレーション)です。

例によってLS用の下書き。
リンク・転載はご自由にどうぞ。ただし自己責任でお願いします。

※以下は、あくまでも「インビュード分配指示」の経験がない人向けに、上達するための手がかりを汎用的に整理したものです。既に経験がある人はそれぞれ独自のノウハウもあるはずですし(私自身も初期のころはほぼここに書いてある通りにやってましたが、現状は異なるやり方をしている部分も多いです)、管理ツール類についても便利に使いこなしている方も多いと思います。他の人のやり方や、各種管理ツールの有用性を否定する意図は全くありませんので、誤解なきようお願いします。

 
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[準備編]
辞書登録をしよう
どうしてこんな仕様なのかさっぱり理由がわかりませんが、インビュードアイテムの名前から「何を開放するアイテムなのか」を直感的に理解することは非常に困難です。なれた人なら「戦雲の真輝管」=「武器」という脳内変換がすぐにできますが、不慣れな人が多い場合は「武器Aさん」といってもどのアイテムにロットすればいいのか理解できず、分配が遅れたりミスロット・パスの可能性が高くなります。

ロット指示係の人はあらかじめインビュードの名前と開放部位をセットにして辞書登録しておきましょう。読み「せんうん」→変換→「戦雲(武器)」等と表示されれば十分理解できます。

辞書登録にはもう一つメリットがあって、自分が指示するときに混乱しなくてすむということです。戦利品欄に表示されているものの読みをそのまま入力して変換すると、どこを開放するのかが表示されますから、指示ミスを格段に減らすことができます。

チェックリストは「1枚」の「紙」で用意しよう
重要なのが、常にリストは「一覧できる」状態になっていることです。例えば別PCの画面上に表示されていても、スクロールが必要だと、必要な部分を見るために操作が必要になります。ゲーム画面上を注視しながら、必要に応じたキャラ操作が必要になるサルベージでは、同時に画面から目を離して他の操作をすることは難しいと思います。慣れていないうちはリストは手元に紙で用意すること(できれば、PCでリストを作成して印刷すること)を強くお勧めします。

また、リストも複数枚に渡らず、1枚の紙に全ての情報を入れることが望ましいです。2枚以上に渡っていると、必要な情報を探すために紙をめくる必要が出てくるからです。

リストの形式は「インビュード別に」「優先順位の高い人から名前とジョブを並べる」
ロット指示係の仕事は、「●●」というインビュードがドロップした時に、
・誰がロットすべきかを判断し
・●●は▲▲さんがロットしてくださいということをタイプして伝える
ということです。そのためのチェックリストです。

チェックリストから誰がロットすべきかを判断するためには
・20種類のインビュードそれぞれについて、優先順位の何番めまでの人が現在取得したかが、リアルタイムで把握できる
ということが必要になります。

そしてリアルタイムで把握するためには
・ドロップしたものを該当者が取得した(あるいは取得しなかった)という事実をリスト上にリアルタイムで反映する
ことが必要になります。さてどうするか。

一番簡単なのは、紙で印刷したリストに手書きでチェックをいれていくことです。猫は、ロットを指示>アイテムを取得したことを確認したら、リスト上の該当する名前を赤ペンで消しています。

リストの形式ですが、猫自身が使いやすいと思うのは、一番原始的ですがインビュード別に「モ○○」「赤△△」という形で名前を上から順に並べたものです。優先順位は全員に対して付ける必要はないので(魔法が使えない人は魔法の順位をつけなくてよい、STRの優先順位を青以外のキャスターにつけても意味がないなど、他にもいろいろあります)武器・HP等の主要開放以外は、リスト化しなくてはいけないのはせいぜい6〜8人程度に納まるはずです。

実際に使用しているフォーマットがこれです。元はExcelで作成してあり、印刷すればA4用紙縦1枚におさまります。インビュードアイテムの頭文字を大きくして見やすくしたのが工夫です。

マトリックス方式のリストも使ってみましたが、1枚に収めようと思うとどうしても字が小さくなることと、インビュードアイテム名とPC名を読み取るために視線を縦と横に動かす必要があるため、一次元のリストに比べると情報を得るのに時間がかかるので、猫は使用をやめました。

リストはちゃんと清書しよう
矢印による順番の入れ替えや挿入など、見にくいリストは指示ミスの元です。順番を変更したら、必ずリストは再作成してください。突入直前にメンバーを待たせるのは心苦しいですが、それでも作成しなおしましょう。突入してからリストを見間違えて混乱するよりはずっとマシです。

速いブラインドタッチができるようになろう
タイプ速度は指示効率に直結します。自分のタイプが遅いなと感じたら、機会を見つけて1日30分でいいので練習してみてください。チャットの時にキーボードをできるだけ見ないようにして入力するだけでも、上達するはずです。ゲームのためだけに必死になるのはばかばかしいですが、これは他のことにも役に立ちます、きっと。

ロット管理ツールについて
猿足をはじめとして、ネット上でいくつかのロット管理ツールが公開されています。猫自身はプレイしているPS2の設置場所の都合でPCを手元に置けないため全く使用していませんが、ロット順位をあらかじめ設定して、分配結果も管理できるので、PCを手元において同時操作することに慣れている人なら使いこなせるかもしれません。ですが、ツールの操作に手間取って指示や進行がおろそかになるのでは本末顛倒です。やってみて難しそうなら同時使用はあきらめましょう。

猿足の真価はリスト作成機能だと思っています(他のロット管理ツールは使用したことがないのでコメントは控えさせていただきます)。ジョブ別にグループ化して優先順位をつけていく考え方などは参考になりますね。最初のうちは、猿足を参考にしてリストを作り、結果を元に装備状況などにもとづいて微調整して最終のリストを作る、という形で、順番を考える作業の短縮と効率化に役立ちます。準備ツール・学習ツールとして強くお勧めしたいと思います。

「必須」「できれば」「不要」のグループ化を
全員に全部開放が回るわけではないので、リストには上位から「必須」「できれば欲しい」「不要」の3段階で区切りを入れてください。進行上必要な情報です。

ロットの行方をチェックする補佐役を作ろう
昔の少人数あらぱごwならいざしらず、それ以外のエリアではほとんどの場合、戦利品が確定する前に次のドロップが来ます。ちゃんと戦利品に指名された人がロットしているかどうかを、ロット指示者が確認していては、次の指示が遅れてどんどん戦利品がプールされていき、分配ミスの可能性が高くなります。

UchinoLSでは、「保険係」としてロット指示がされたインビュードの行方を監視する係を一人置いています。指名されたのに見落としている人にロットを促す、誤ってパスした場合は代わりにロットして1ギルバザーで該当者に買わせるなどの処置をします。

こういう体制なので、指示係の手元の開放順位リストのチェックは、ドロップ>指示を出した時点で正しく分配されたものとしてチェックしてしまいます。保険係がフォローしきれず正しい人にインビュードが渡らなかった場合にのみ、「○○さんまだ」等の告知を受けてリストを補正します。


[戦闘編]
チャットフィルターを活用する
ダメージログなど全部出していたらログの流れがしゃれになりません。ロット指示係は自ジョブの仕事をするのに最低限必要なログ以外は全部切ってください。Repは別の人にお願いしましょう。

ロット指示はジョブではなく名前で
ジョブで指定するのはタイプの文字数が少ないので楽ですが、同じジョブが2人以上いる場合は区別がつきにくいですし、1人しかいない場合でも見落としがちです。人は自分の名前に対しては敏感に反応するものです。名前のひらがな読み頭2−3文字でもいいので「名前で」指示しましょう。

同じものが同時に出たときの指示
バフラウ・ゼオルムの2層以降・アラパゴの6層など、1つの敵から同じ種類のインビュードが複数個一度に出るケースがあります。そのとき、上誰、中誰、と指定していくのは時間がかかるので「インビュード名 PC名 PC名 PC名」という指定で、上から順にロットするよう先に説明を必ずしておくのがよいです。

戦闘の切れ目では残数チェックを
次の層へのワープ、ヒーリングなどのタイミングで、どのインビュードがいくつ出たかをチェックし、出た数と必要な残数(=必須の数から出た数を引いたもの)をPT会話で報告します。進行役はインビュードの数次第で進行ルートを変えたり、敵をスルーする場合があるので、情報が必要なはずです。

また、リストに掲載した人全員に渡ったものについては「フリー」の宣言をすると後が楽になります。各層のワープを飛んだタイミングで、「以後STR、DEX、CHR、遠隔はフリー」等といっておけば、それについては自由にロットしてもらえるし、ロット監視も不要になります。

うまくできなくてもくじけない
これだけ注意しても、最初はてんぱります。絶対失敗します。ぴりぴりしている進行役やメンバーから「指示が遅い」「違う」と罵倒されることもあるかもしれません。それでも凹まないで、ぜひ次も挑戦してください。最初から完全にできる人なんて誰もいません。

指示役以外のメンバーも、「自分が役割に専念できるよう、インビュードのロットについて代わりに頭を使ってくれているんだ」ということを忘れないで、できるだけ温かく見守ってあげてください。ロット指示できる人を育てることで、編成や分散攻略の自由度が大きくなり、結果的に装備完成に近づくことになるのです。

 
 

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