ヴァナ・ディール在住・猫・3才

うちの猫はいつも何を考えているんだろう。と、
FFXIプレイヤーな飼い主(中の人)が考察してみる場所です。
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これはルール違反じゃない?

公式サイトの「クリエイターズ・ボイス」が更新されました。広報担当の2人の女の子(?)が■e社内のいろいろなところに潜入レポート!という連載です。

で、今回はE3(Electronic Entertainment Expo、アメリカの大きなゲーム業界の展示会)レポートらしいのですが。
記事を読んでいくと、当時テスト導入中だったPvPの「バリスタ」を会場で体験できる、ということでもりあがっていたという話がでてきます。まあ、これはいいんですけどね。バリスタ、はまる人ははまるみたいだし。会場も参加者決めるためのクイズ大会とかですごくもりあがってたみたいだし。

私が問題だなと思うのは、このイベントが、本番稼動中のサーバーで、お金を払っているユーザーには無断で行われてたらしいってことなんです。

イベント期間中(現地時間5/12-14、日本時間5/13-15)のバリスタ開催スケジュールは公式ページに掲載されていたお知らせによるとこんなかんじ。
http://www.playonline.com/ff11/polnews/news1932.shtml
Lv60制限、通常は約1時間の試合を30分に短縮という特別ルールです。

それまでの開催時間と比べてみると、明らかにこの期間中だけ、日本時間の早朝に集中してるんですよね。当時の某掲示板では、「一番参加しやすい60制限を、なんで1日1回だけ、しかもこんな早朝にやるんだ」「週末、楽しみにしていたのに人が集まる時間に試合が設定されてない」と不満が噴出していました。

※Lv60制限が参加しやすいとは:
Lv60は、防具に、クエストで取得できるジョブ専用装備のアーティファクト(AF)がフル装備できるレベルです。Lv60以上の人の大多数はAFを全部持っているので、わざわざレベル制限に合わせた装備を購入したり借りたりして用意する必要がない=誰でも参加しやすい、という意味があります。ちなみに、武器にもAFはありますが、こちらはLv40で装備できる武器です。その時点で装備できるものとしてはそこそこの性能ですが、Lv60時点ではほとんど実用にはなりません(←ここ重要です)。

実際、ほとんどのサーバーでは、人が集まらずに試合不成立でした。しかし、あるサーバーだけでは試合が成立していたといいます。しかも、目撃者の話によると、「試合に参加していた人は、みんなフルAF装備。武器もAF。背中には所属国のマント」だったといいます。PCキャラではそんな装備は、通常、ありえません。

これが何を意味するのか?当時から、「そのバリスタに参加していたキャラクターは、通常のプレイヤーキャラクターではなく、システム側で用意したキャラクターだ」と推測されていました。なぜそんなことが起こるのか。日付と時間帯から考えて、E3会場で体験イベントをやっていたのではないか、という結論にユーザーがいきついたのはごく自然な流れです。当然、「金を払っているユーザーをないがしろにしている」という怒りの声があがりました。

しかし、公式には何の発表も釈明もされないまま、今日に至っています。そしてこの記事。何も釈明しないまま、ユーザーの推論が正しかったことを認めてるようなものじゃないですか。

別に本番用のサーバーでデモンストレーションやってもいいんですよ。この期間はE3のため、通常どおりの試合数は運営できません、でもかまわない。システム側でテストプレイ用のキャラを作るのもいいでしょう。バリスタはある程度のLvがなくては楽しめませんからね。

なのに、なぜそれをユーザーに黙ってやりますか。

何も知らされないユーザーの前に、チートキャラ(人が育てたのでなくシステム上でデータを操作して作成したキャラなので、あえてこう言います)が突如出現して、一般ユーザーのふりをして、一般ユーザーと同じイベント(公式サイトに試合スケジュールとして掲載されているのですから、一般ユーザーの参加も当然想定されていたはずですよね?)に参加することは何とも思わないんですか。ユーザーに言えないのなら、専用サーバーを用意してやるべきじゃないんですか。テストサーバーあるんでしょ?どうしてそっちを使わないのか。

「バリスタはテスト期間中だから不定期開催とあらかじめ言っていた」それはまあよしとしましょう。でも、自社のプロモーションのために、一時的にせよ無断で顧客へのサービスレベルを下げる。無断で顧客に提供しているサーバーのデータを改ざんする。しかも影響ない領域にテストデータを作るのではなく、一般ユーザーが使用している領域に作って相互干渉する可能性には目をつぶる。

常識的に考えたらこれはありえないでしょう。
ま、今更どうこう言うことじゃないけど、あきれてモノもいえませんね。
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