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1500万ギルからはじめたレリック作成

 
 ホルン完成の翌々日の花鳥風月であたりを引けたので、借金は残り100万ギルになりましたウマー。というわけで、調理人/釣師の金策についてちょっと書いてみる。

 サブスキル以上に上がっている合成はメインキャラの調理100・錬金術60+釣りのみ、鍛治・彫金・裁縫・骨・革・木工師範キャラは倉庫も含めてひとつもなし、シーフはサポレベルにも達してないプレイヤーでも、証・欠片・プシュケーを所属裏LSでいただければ、貨幣は裏LS活動での入手と買取のみ(総取り開催は一切なし)で揃えるという前提でこのくらいの時間と覚悟があればできますというお話です。安定して大金が儲かるおいしい金策の話はどこにもありませんのであらかじめご承知下さい。

 
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■旧貨幣の値段とヴァナの物価は連動している

 この2年間を通して実感したのがこれでした。デフレで稼げるお金はどんどん減っているのですが、デフレになるということは貨幣の値段も下がるということです。結果的に通してみると、「1ヶ月あたりに稼げるギル」はどんどん減っていったのですが、「そのギルで買える貨幣の枚数」はほぼ一定でした。

 考えてみれば、レリックのための貨幣というのは「貨幣?いくら?2億?そのくらいの金ならあるよ」というお金持ちでもない限り長丁場で少しずつ買い集めていくものですから、どうしたって金策しながらになるわけです。その時に買いたい人が買える値段でしか売れないわけですから、稼げるお金の額によって貨幣の買取価格も変わっていくのは当然ですね。

 ということで、これだけ時間がかかったのは、「デフレで思ったよりもお金が稼げなかった」という理由ではなくて、「猫の金策能力が2年かけないと完成できない程度のしょっぱいものだった」ということなのです。これからレリックを作ろうと思う方がもしいれば、自分自身の現在の金策能力と、貨幣の価格を比較すれば、この先どのくらいかかるかだいたいの見通しが立つとおもいます。


■猫の金策手段

 「コンスタントな収入」「状況に応じて手段が変わる収入」「臨時収入」の3つに分けて収入を考えてました。

[コンスタントな収入]
▼スシ
猫が持っているのは調理師範(100)+釣り師範(スキル96)+太公望の釣竿。これを使ってできる他よりも有利にできる金策といえば、やはりスシでした。スシの中ではスキッドスシが圧倒的に利益率が高いです。理由は、
・安価で売れ筋であるため回転が良い
・2回座れば1ダースできる=原価の大半をしめるわさび・米が少なくてよい
・エプロンのみでHQ3割を確保できる
という3点です。

業者が元気な時のUchino鯖では、NQスシの価格の方がギガントスキッドの競売価格+わさび+米+酢の合計より安いわけで、「だったらイカをそのまま競売に流した方がいいんじゃ」と思われる方も多いのですが、スシに加工することで回転が速くなり、さらにHQが出ることでイカ1匹あたりの利益があがるというメリットがあると割り切って、とにかく時価で出し続けてました。

太公望と釣りスキルがあったから業者と張り合って薄利でも商売ができましたが、調理スキルしか無ければ業者支配時のスシ市場からは撤退するしかなく(実際、ほとんどの調理人は撤退していると思います)、あまりいいやり方ではないと思います。でも自分のリソースを生かしてコンスタントに稼ぐにはこの方法しかなかったのです。

日によって増減はありましたが、平均して1日1ダース(1週間に84匹)のイカを釣って加工することで、1週間にNQスシ28ダース、HQスシ12ダース~ができます。NQスシ12000ギル、HQスシ22000ギル(現在のUchino鯖の平均価格)とすると、週の利益は40万ギル程度となっています。

▼栽培
 野草栽培→水クリor炎クリ→店売りの定番金策です。最短のサイクルでまわせば6日で1サイクル→月5回収穫できるのですが、曜日を決めた方がカリカリクポーをする危険が減るので、月曜朝種まき→木曜朝エサやり→日曜朝収穫、のサイクルを基本にしていました。(仕事の都合などで月・木の午前中に時間がないときは火曜種まき→金曜エサやり→日曜夜収穫)。

栽培を実施していたのは最終的に9キャラでした。複数アカウントだと目が行き届かなくて何度か枯らしてしまい、結局「メインアカウントで植木鉢設置が可能なキャラ」に落ち着きました。木の植木鉢は、7個だけ設置しています(チョコボの宝探しで掘れたら置き換え)。また、店売りは名声に無頓着に収穫したキャラで売り→送金してました。名声上げとか面倒だし。

8キャラ分を店売りして、週によって豊作のときも不作のときもありましたが、平均すると週20万ギル前後の収入になりました。残り1キャラ分の収穫物は店売りせず、常設のバザーキャラクターをチョコボ厩舎前において野草を販売していました。2006年当時は週50~100万ギルの売り上げがありましたが、現在は週に5万もいくかどうかという程度なので、もうこれも店売りにしようかなと考え中。

▼チョコボの宝探し
 毎日やると(ルテ)、拾い物をほぼ全部店売りでも週3万以上にはなります(ダークの鎖など一部の高額素材は競売でも売れますが)。結構ばかになりません。チョココインも換金するともう少し増えます。

ここまでが1ヶ月の最低収入です。2008年10月現在のスシ相場で、1ヶ月に換算すると約300万ギル。少し前のUchino鯖の貨幣相場では、トゥクク1枚=7000ギルで買えるかどうか(オルデはもっと高い、バインはもっと安い)、という感じでしたので、これで換算すると400枚前後ということになります。所要時間としては、釣り→スシ加工で1日1時間程度、時間があるときはその分たくさん釣るし、ない時はやらないという感じ。

[状況に応じて手段が変わる収入]
 素材狩りの得意なジョブをひとつも持っていないので、基本は全部合成。手段は月によって違いましたが、合計で月に100万前後の収入。週末(土・日)の午前中と日曜の夜は、これらの金策にあてていました。別にそう決めてたわけじゃなくて、相方が起きてこない(or寝落ちしている)→やることない→じゃ、金策するか、って感じですけどね。主なものはこんな感じです。

▼スィーツ(笑)
 クリームパフとかウィザードクッキーとか、相場を見て利益が出るものを時価で出してました。もちろんチェリーマフィン祭りにも参戦しました。

▼その他の料理
 肉料理、タコスなど。時価。

▼イカ釣り時に釣れたコーンカラマリの処理
 時間があるときにまとめてインクにしたり、高く売れそうなときはゲソスシにしたりで換金。大イカ1ダース釣る間にカラマリ2ダース=インク3ダース=店売り1万ギルになるので結構ばかにならない。

▼リレイズピアス
 業者が参入しているので安い時はまったく利益がでないためコンスタントな収入にはなりませんが、安い時に素材の蘇生霊銀を買いためて、業者一斉BANのタイミングや週末の品薄な時を見計らってリレイズピアスに加工して売ることで、うまくいった時には週末に10~20万前後の利益が出ました。


[臨時収入]
印章・戦績BCの戦利品・分配金、NMの戦利品、LS活動の分配金、花鳥風月戦利品など。ない時はないですが多い月は数百万ギルになりました。特にここ数ヶ月は花鳥風月で月100万以上の売り上げになっていました。また、今月に入ってからは黒太子だけでギル換算すると400万ギル以上の収入になっています。


■25ヶ月の貨幣購入量の推移

月別貨幣入手枚数の推移
貨幣購入量の推移(※一部記録が欠落していた月は翌月の枚数から補間)

ギャッラルホルン作成を決意した時の所持金は1500万ギルほどで、その当時の貨幣相場は1枚17000~20000ギル程度でした。まあ無謀にもほどがあるという感じでしたが、予想通り年明けには最初の資金は全て食いつぶし(①)、あとは稼いでは買う、という自転車操業になりました。

その後昨年春~秋にかけての猿廃人期(週7日サルベージ)にはマルドゥク胴作成で金策も貨幣収集も停滞し(②)、その後しばらくは先が見えない絶望感と戦う低迷期(③)が続きました(その間に貨幣の相場も大きく下がりましたが)。

それでもミレニアムホルンまで残りオルデ20枚を切ったところでやる気が戻ってきて追い上げを開始(④)、完成後はバルラーン武器実装と裏仕様変更にともなう在庫枯渇と相場の荒れでしばらく停滞した後、花鳥風月と黒太子の増収で一気に追い込みをかけた(⑤)という流れです。


■今後の無責任な予想

 旧貨幣の値段とヴァナの物価は連動している、という話をしましたが、これは「安くなったから作ろう」と思っても、その価格ではしばらくの間貨幣は買えない、ということも意味しています。猫がホルンを作りはじめた時期から今まではずっとデフレが続いており、新規にレリックを目指す人はどんどん増えていますが、バザーで出ている貨幣はとても少ないです。当然の話で、以前から作っている人は、もっと高い値段の時に作る決意をした人ですから、あなたが買うのをためらっている値段の貨幣も躊躇なく買ってしまうからです。

 最近の傾向を見ていると、一時期の新アイテムがExRareばかりだったのに比べて、売買可能・競売出品可能な高額アイテムが多数実装されるなど、公式の政策はインフレ抑制色がうすれ、少しずつPC間でのギル流通を促す方向に戻りつつあります。また、公式で意図されていたものではないと思いますが、今回の黒太子バブルでサーバー間でも資金流動が発生する仕組みができあがりました。

 お金が動く=物価が上がる、ということですから、今後旧貨幣は値上がりしていく傾向にあると予想します。時間はかかりましたが、結果的に見ると、一番作りやすい時期に作ることができたのだなとあらためて思います。

 とはいっても、最初に書いたとおり、貨幣の価格とヴァナの物価(とギルの稼ぎやすさ)は連動しています。「貨幣が安くなったから作ろう」ではなく、自分の金策能力と現在の貨幣価格を比べて、所要期間を割り出し、その期間努力を続ける覚悟ができたら、躊躇なく始めることをお勧めします。

 必要なのは、金策手段でも資産でもなく、覚悟です。結局、続けることでしか、目標には手が届かないのだと思います。
 
 

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