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海の底で鎮魂歌を歌おう

サルベージもバフラウ、ゼオルム、銀海とクリアして、今週からは最後の未踏地アラパゴ通いが始まります。ここまでの経験をふまえて、サルベージのボス戦における詩人の立ち回りについて考えてみます。
味方歌については編成によって何がいいかはそれぞれですし切らさないことは言うまでも無く大前提なので置いておいて、敵に対して何を歌えばいいか。エレジーとスレノディの重要性は認知されていますが、レクイエムについては、従来のバトルフィールドやアトルガンエリアの戦闘では耐性の高い敵が多かったので、詩人自身もあまり考えていないケースが多いかもしれません。

実は、サルベージの後半以降に出てくる機械類(扉、ギア、戦車)には、ボスも含めてレクイエムがとてもよく入ります。どのくらいの入りやすさかというと、うちの猫が魔法詠唱・CHR・武器・遠隔のみ開放した状態(管楽器スキル233、歌唱スキル233、CHR64)でアポロスタッフ使用(=さらにCHR+2)なら、ゼオルム、銀海、バフラウのボス相手にレクイエムVIが8割以上は入ります。さらに手(歌唱スキル+10、CHR+7)や耳指(管楽器スキル+5、歌唱スキル+3、CHR+8)が開放されていれば、フルレジストはほぼありません。

レジストされても下位のレクイエムを入れておいてリキャストがきたらVIを入れなおすことで、スリップをほぼ常時持続させることが可能です。レクイエムVIのスリップ量は7/3sec=140/3secなので、15分間入れ続けることができたとすればそれだけで2100ダメージです。

また、ハーメルンフルートでスリップ量は8/3secに、レクイエムフルートで10/3secになります。土竜アサルトでよく話題になった暗黒魔法スキル291のバイオIIのスリップが8/3secですから、それと同等以上のスリップダメージをノーコストで与え続けることが可能になるのです。

さらにソウルボイスを使えるとスリップ量は倍になります。トルバドゥールも併用できると、ソウルボイスの効果を最長で9分間持続できます(レジストがあった場合効果時間が短くなるので、あくまでも机上の計算です)。レクイエムフルート+ソウルボイス+トルバドゥールのレクイエムがフルに入れば、それだけで9分間3600ダメージです。並の黒魔道士0.7人分ぐらいのダメージにはなりそうです。

ではレクイエムを入れるために何が必要かというと、遠隔(楽器)と武器(属性杖)とCHRです。CHRについては他と競合しないので、出れば詩人のものになることが大半だと思いますし(なくても自己エチュでリカバー可能)、遠隔についても狩人の次は詩人ということが多いと思いますが、武器については他の前衛や黒にも必要になるため、リーダーによっては詩人の武器の優先度は下げているケースが多いと思います。

ですが、「狩人はダメージも大きいけど与TPも大きいから人数を絞った方がいいのではないか」という議論がされるような戦闘で、与TP0で、他のスリップと重複なく、戦闘開始から終了まで、1分間200ダメージをコンスタントに与え続けられるのは非常に有効だと思うのです。

また、土杖+ホルン+1であれば修羅のエレジーがほぼ100%入って盾の維持が格段に楽になりますし、炎杖+ピッコロ+1で氷のスレノディが入りやすくなるので黒のパフォーマンスが底上げできるも大きなメリットです。ボス戦を重視するなら、近接アタッカーや黒の枠を削ってでも、詩人1人に属性杖を開放できる編成にすることの意味は大きいと思います(2人以上は必要ありません)。

サルベージのボス戦であと一押しが足りなくて敗退しているというLSでは、詩人の開放と立ち回りについてもう一度見直してみると、勝機が見えるかもしれません。

※追記:
ボスは勿論寝ませんが、杖と楽器の開放さえあれば、途中のギア類にララバイも入ります。レジスト率は体感ではタンジャナ島のブガ・コリブリ並という感じでした(つまり実用にはなるレベル)。

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